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がんに効果がある免疫療法!保険の適用範囲はどこまでなのか

細胞を補う治療に活用

看護師

もとの細胞と同じ働き

人間の体は、骨も血液も全て細胞から作られていますし、細胞を体から取り出して培養すれば、数を増やすことができます。プライマリーセルは、その取り出した細胞から最初に作られた、初代培養細胞です。基本的にはプライマリーセルは、もととなる細胞と同一の性質を持っているため、体内では同じ働きをします。したがって、体の組織の一部が欠損した場合などには、このプライマリーセルを利用することで、もとの状態に戻すことが理論上可能となっています。例えば糖尿病は、膵臓の細胞が弱ってインスリンを十分に分泌できなくなることが原因です。しかしプライマリーセルによって膵臓の細胞を補えば、インスリンの分泌量のアップが期待できるようになるのです。

凍結したものを販売

プライマリーセルは、今から50年以上前に開発されました。その後の長年の研究により、現在ではより品質の良いプライマリーセルを、効率良く培養できるようになっています。そのため昨今では、プライマリーセルを凍結したものが販売されるようになっています。130度以下という低温で保管されているため、培養により誕生したばかりの状態が維持されています。つまり、自ら細胞を採取して培養するという手間をかけることなく、手軽にプライマリーセルを入手できるわけです。入手しやすくなったことから、プライマリーセルの研究は、様々な機関でさかんにおこなわれています。そのため多くの人々が、それが様々な病気の治療に応用されることを期待しています。